普段飲みに最適な王道ブレンドコーヒー-オールドブレンド-
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コーヒービーンズヒロのブログです。
コーヒーの事や関わりのあるお店の事から全然関係ない話まで色々綴っています。
今回はローエンドのブレンドコーヒー『オールドブレンド』のご紹介。
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■オールドブレンド
◇基本情報◇
□ブレンド内訳
・ブラジル サントスNO.2
・コスタリカ FSHB ジャガー
・東ティモール エルメラ レテフォホ ゴウララ
□ブレンド方法
プレミックス(生豆の状態で各豆を混ぜ合わせ一度に焙煎)
□焙煎度
シティロースト
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◇サントスNO.2◇
サッカー、カーニバル、そしてコーヒーでも王国なブラジル。
世界一の珈琲豆生産量を誇り世界シェアは3割でダントツの1位。
2位ベトナムの18%とは圧倒的な差があります。
主な生産地域はサンパウロ州、ミナスジェライス州、バイーア州など。
サンパウロ州セラードでは収穫や精製が機械化された大規模農家も多く、その数はおよそ30万。
これらが世界一の生産量の安定した品質の礎をなしているとも。
「サントス」と言う名前はコーヒー豆を輸出する中心となっていた港の名前が由来。
ブラジルは日本からの移民も多く受け入れられてきた歴史から日本名がつく農園もあるなど、コーヒーでもブラジルは日本になじみ深い。
高度経済成長期、都内の大学生らが銀座でブラジルコーヒーを飲むことを「銀ブラ」と言い出し、いわゆる日本のコーヒーのファーストウェーブの火付け役にもなった。
そんなブラジルコーヒーの規格はNo.1からNo.8までの等級に分かれる。
ただ、「自然の農作物で欠点が全くないことはない」と言う考えからブラジルの規格に「No.1」は存在せず「No.2」が事実上の最高ランク。
スクリーンサイズは最大の20から13までに分別される。
これらの基準はブラジル式と呼ばれる世界基準のひとつです。
しかしながらこの基準は近年に生まれてきたもう一つの世界基準、スペシャルティコーヒー協会のCQIカッピング基準とはやや異なります。
欠点が少ないのを良しとし短所が少ないことを重んじるブラジル式。
反してアメリカ式のCQIでは特徴のある風味、長所が明確なことを尊ぶ。
そんなブラジルコーヒー味わいは欠点を嫌うブラジルらしく、クセが少なくコクがあり定番の味わいともいえる。
そして何より、広大な大地で機械化に成功していることより大量に採れる。
そのため、欠点が少ない高品質なものも安く手に入るのが最大の長所。
ブレンドコーヒーの基本ベース、ストレートのコーヒーとしても幅広く使われ多くのファンを持つ。
当店ラインナップのブレンドの大半にもこのサントスNO.2は使用されています。
◇ブレンド作り◇
まず、僕の中でブレンドに対する考え方は基本的には(もちろん例外もあります)
・品質の安定化
・低価格化
・万人化(飲みやすさ)
の3点を重要視しています。
品質の安定化
例外もありますが当店のブレンドは3種か4種配合で作っているものが多いです。
オールドブレンドの場合例えば
コスタリカ FSHB ジャガー
この豆が高騰したり、在庫が切れたり、今年のクロップが以前までと味わいが大きく変化してしまう、と言う可能性があります。
そんなときはサントス、コスタリカ、東ティモールの配合の中でコスタリカを味わいの近い他の豆と入れ替えてあげれば原価もそこまで変わらないので売価も変えなくて済みますし味わいも大きく変わる事はなくお客様に安定して供給することができます。
低価格化
ブレンドに配合しているサントスはミャンマー 星山-SEIZAN-コーヒー豆80g-約8杯分などのようなシングルオリジンに比べると安価なのですごーく単純ですが例えば
星山を50%、サントスを50%配合のブレンドを作ったとすればそのブレンドの単価は星山単品よりも安くできます。
シングルオリジンは風味も良く美味しいですが毎日何杯もコーヒーを飲む人にとっては高額とも言えます。
特にロイヤル、オールド、ヴィンテージの3種のブレンドはサントスの配合を多めに『ローエンドブレンド』と銘打って低価格でご提供しているので普段はブレンド、休みの日だけ星山をシングルで…と言うように普段飲み用に使って頂けるようにしています。
万人化(飲みやすさ)
多くのスペシャルティコーヒーが席巻している昨今、個性的なコーヒーをお客様にご提供する場合、個性的なコーヒー豆を個性が存分に出る焙き加減で出すのがベターかな、と僕は考えています。
例えばアフリカンブレンドのベースにはウガンダ アフリカンムーン-コーヒー豆80g-約8杯分を使っていますがアフリカンムーンの個性豊かな香りを最大限活かすなら説明不要かと思いますがブレンドよりも絶対にシングルで飲んでほうが良いです。
アフリカンブレンドではアフリカンムーンの香りを残しつつ口当たり、味わいはマイルドなコーヒーに仕上がっています。
◇オールドブレンド(生豆・焙煎豆)◇
恒例の生豆チェックですが
サントスを中心としてコスタリカ、東ティモールを配合します。
3点ともバランスが良いコーヒー豆ですがイメージとしてはシングルとしてはやや物足りないサントスをコスタリカと東ティモールで補強する感じでしょうか。
ナチュラル、ハニー、ウォッシュと精製方法も3種合わさっているので非凡なブレンドが出来るイメージができます。
↑は焙煎した豆。
ピチピチピチッ、と2ハゼが始まったあたりで煎り止めしたシティロースト。
コーヒーらしいロースト香に酸味と苦味のバランスも良い王道のブレンドコーヒーとなっています。
◇普段飲みにはコレ一択◇
尖った特徴はないが大きな欠点もない。
好みが分かれるシングルオリジンとは打って変わって来客にもスッと出せる万能品。
一家に一台ならぬ一家に一杯、いかがでしょうか?
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商品紹介
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