【カフェイン】コーヒーは1日3杯までってホントなの?【調べてみた】
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コーヒービーンズヒロのブログです。
コーヒーの事や関わりのあるお店の事から全然関係ない話まで色々綴っています。
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■コーヒーは1日3杯
コーヒーに含まれるクロロゲン酸やニコチン酸などの成分が美容や健康に良い、と言われる一方でなにかとやり玉に挙げられるカフェイン。
コーヒーの中でもネガティブイメージの強いカフェインですが、実際のところはどうなのでしょうか?
「コーヒー(カフェイン)の飲み過ぎは体に良くない」
「コーヒーは1日3杯まで」
これらは当たり前のように私達の間で広まっている通説です。
僕なんかは幼少期から1日3杯どころか5~10杯ぐらいはざらに飲んでいるので上記の通りだとあまりよろしくないかもしれません。
と言う事で少し調べてみましたよ。
◇世界保健機関◇
「カフェイン」で検索をかけているとよくこんな記事を見かけます。
-2001(平成13)年に公表した「Healthy Eating during Pregnancy and Breastfeeding (BookletFor Mothers)2001」において、紅茶、ココア、コーラ飲料は、ほぼ同程度のカフェインを含み、コーヒーにはこれらの約2倍のカフェインが含まれている。
このため、カフェインの胎児への影響についてはまだ確定していないが、妊婦はコーヒーの摂取量を一日3~4杯までにすべき」とされています。
そこで、WHOの元記事を確認しようとWHOのホームページ→https://www.who.int/europe/home?v=welcome
で「カフェイン」や「caffein」で検索してみたのですが該当記事を見つけることはできませんでした。
20年以上前の記事なのでもう残っていないのでしょうかね?
…そう、↑の情報は20年以上前の情報なのです。
ちゃっかりまだ確定していないがなんてぼやけた言い方をしていますし(笑)
◇農林水産省◇
WHOの情報は古いな~と言う事で更に調べていると農林水産省の記事にカフェインについてこんな記事がありました
元記事→https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/risk_analysis/priority/hazard_chem/caffeine.html
要約すると
・カフェインの過剰摂取による中毒死の事例がある
・カフェインの過剰摂取により「めまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠、下痢や吐き気、嘔吐などが起こります」
・カフェインの摂取による長期的な作用として高血圧リスクが高くなる可能性、妊婦の場合は胎児の発育阻害を引き起こす可能性があります
中々に怖い文言で注意喚起していますね。。。
これらの根拠としてオーストラリア・ニュージーランド食品基準機関が2000年に発表したレポートを引用しています。
ちょっと覗いてみたのですがサッパリ読めませんでした(´;ω;`)
しかし、これも2000年の情報が元なんですね。
まぁ、農林水産省のこの記事には続きがあって
コーヒーに含まれるクロロゲン酸などの成分ががんを抑えるなどの死亡リスクを下げる効果が期待できることや
カフェインによるスポーツパフォーマンスへの好影響
なんかも追記されていてしっかりフォローされているのですが
どうやら2000年初頭に発表された情報が「カフェイン=体に悪い」と言うイメージに繋がっているみたいですね。
2000年初頭と言えばSMAPの「世界に一つだけの花」が大ヒットしたり日韓ワールドカップが開催されたりしました。
中々に昔ですね。
ちなみに2000年だと僕は12~13歳、小~高校までサッカーをしていましたが中学生になる際に小学校時代のトレセンのコーチに誘われてF.C VIVOと言うクラブチームに入ってサッカー三昧の日々を送っていました。
僕が敬愛するイタリアの至宝ロベルトバッジオはのちにキャリアを終える事になる最後のクラブ、ブレシアに00-01シーズンに入団しています。
こう考えるとカフェインについてはもう少し新しい情報が欲しいですよね。
と、言うわけでもう少しカフェインについて何か新しい情報はないかと探してみました。
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◇1日25杯飲んでも体に悪影響はない?◇
2019年の記事で要約すると
・研究はロンドン大学クイーン・メアリーの研究者らによって8412人を対象に行われた
・研究はコーヒーを「まったく飲まない人」「1日1~3杯飲む人」「1日4杯以上飲む人」の3つのグループに分けて行われた※「1日4杯以上」のグループには1日25杯飲む人も居た
・3つのグループのすべての参加者は、MRI心臓スキャンと赤外線脈波検査を受け、年齢、体重、喫煙状態などの要因を考慮した後でも「コーヒー(カフェイン)による心臓や動脈への悪影響(因果関係)は確認できない」とした
・この研究は英国心臓血管学会で発表された
この情報は2019年のものなので先述したものよりかなり新しいですが興味深いですね。
ただ、この発表も1万人弱(そして被験者はおそらく大半が欧米人)を対象にしているのでまだまだ「信じるか信じないかはあなた次第」な情報ですが少し光明がみえた気がします。
◇血中カフェイン濃度か高い人はBMIが低く2型糖尿病のリスクが低下する可能性が◇
お次は2023年に医学雑誌に掲載された論文から(元記事→https://bmjmedicine.bmj.com/content/2/1/e000335.info )
血中カフェイン濃度が高い人ほど肥満度(BMI)が低く2型糖尿病のリスクが低下するとの事ですが要約すると
・遺伝的に予測される血中カフェイン濃度が高い人ほど、肥満度(BMI)および体脂肪率が低いことが判明
・さらに、それらの人々は2型糖尿病のリスクも有意に低いことが示された
・ただし、研究対象はヨーロッパ系の人しか対象にしておらず「CYP1A2」と「AHR」という2つの遺伝子にのみ着目しているため同研究はさらなる臨床試験が必要な事を示唆
・カフェインの過剰摂取は中枢神経を過度に刺激するので安易なコーヒー(カフェイン)の飲み過ぎには注意が必要(この記事では1日3~5杯を推奨)
2023年と最新の情報になってきましたがこちらも興味深い内容ですね。
しかしカフェインによる体への悪影響ばかり語られていた2000年ごろに比べると随分と風向きが変わってきているように思えませんか?
ただ、こう言った情報も20~30年後になるとまた新たな発見によりひっくり返されているかもしれないのであくまでも「信じるか信じないかはあなた次第」になってしまいますが。
1日25杯はさすがに飲みすぎかと思いますが(笑)
1日5杯前後ぐらいだったらカフェインなんて案外気にする必要なんてないのかもしれませんよ?
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